京都に住むものとして、ずっと行ってみたかったところの1つが、
夏の風物詩 下鴨納涼古本祭り!
森見登美彦ワールド
その名の通り、下鴨神社で行われる古本市なのですが、
これがもう京都を舞台にした小説やなんやらによく出てくる、出てくる。
特に、森見登美彦さんの
「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」「四畳半タイムマシンブルース」などでさらに有名になったような。
そんな古本市なのですが、
なぜ今まで行かなかったというと、
思い出せないのよ!(笑)
毎年11日から16日と決まっているそうなのですが、
なんや暑さやなんやかんやで、毎年気づいたころには終わっています。
そして、今年。
たまたま、思い出した!
というか、トイレに日めくりカレンダーがわりに置いているこの本がリマインダーになってくれました。

うん、今年は行ってみようかな。
いや、外は致死レベルで暑いんだけど。
と、迷いに迷ったあげく、行ってみることに。
だって、来年思い出せるとは限らないんだもの(笑)
すごい世界
ギリギリまで「ホント 二 ユクノカ?」と考えつつ。
うん、34℃だし。
まだ頑張れる、ということでバスに乗ります。
お盆なのもあってか、バスも座れて快適。
そして、いよいよ下鴨神社の糺の森に入り、初・古本市へ!

おぉぉ~!やってるやってる!
少し驚いたのは思ったより涼しいこと。
なんだか心なしかひんやりする気がします。
やっぱり植物の力ってすごいのかもしれません。
この年々ひどくなる酷暑。
コンクリート&高層ビルジャングルのせいっていうのもあるよね。
と、思ったのもつかの間。
やっぱりここは盆地京都の夏。
人の多さもあってじわじわと湿度が襲ってきます。
センスやうちわであおぎながら散策している方もいるのですが、あ~私も欲しい…と思う始末。
というより、昔の扇子やうちわも売っていて、まじで買おうかな!?と思うレベル(笑)
強者&面白い物
なんだか今年、妙に古本市に来たかったのは、
この古本書店のお話を読んだからかもしれません。
なのですが、
古本の奥深さって、ほんとすんごい!!
想像できる古本から、もうほんとがちの古本まで。
もちろん日本の古本もですが、西洋の古本もあります。
ジャンルだってほんと様々。
何よりも驚いたのがこちら。

昔の教科書。
えぇ~!!!なんか歴史の資料集や博物館でみるような1冊じゃない!
ちょっとした雑誌もレトロとして付加価値がついているのを見ると、
先月買った雑誌もいつかのお宝ものになるかもしれません。
とはいえ、捨てちゃうけれど(笑)
というか、こういうものを扱う商売ってほんとすごい。
なにがすごいって、まずは自分の興味のある分野以外の本の価値の見極め。
もう興味ない分野なんてある意味「いらないモノ」として処理しちゃいがち。
ほらほら、おばあちゃんの家の本棚にある本とかさ?
あとはこの在庫を管理するだけのシステムと場所。
糺の森に古本独特の香りも漂います。
…露店の焼き鳥の香りも漂っていたんだけれども(笑)
そういえば、強者さんは軍手をしていたな~。
紙に油分を取られちゃうもんね。
あとは、

こんな感じのちょっとした雑貨とか。
これ、試験管立てとかあって、一輪挿しとかにしたらすんごいおしゃれなのかもしれません。
あと、奥に見えてるサラダの本も気になる、気になる。
一番気になるモノ
でも、今回の古本市の中で何よりも気になったモノ。
それは、雨雲!
書店の方も雨が降るかもしれないので~と、雨除けの透明ビニールをかけ始めます。
いや、これ雨って、本屋さんからしたら死活問題よね。
でもね、でもね?
私も死活問題なのよ。
なんてたって、布団干してきちゃったから!
だってさ?家出たのは午前中だったし、めっちゃ晴れてたし、いうても数時間で返ってくるだろうから、夕立は大丈夫だと思ったのよ。
でも今回は洗濯物ではありません。
布団。
しかも、掛布団と敷布団。
なんなら、枕も(笑)
無理無理無理無理。
ゲリラ豪雨で塗れた場合、どう立ち直ればいいかわかりません。
もう雨雲で気がそぞろ。
うん、今日は帰ろう(笑)
古本市って知らなかったのですが、場所を変えて秋もあるそうな。
今回は雰囲気を楽しみたかったのもあるので、とりあえず一周したのち引き返すことにします。
体感滞在時間8分。
でも、12分ぐらいはいたかしら?
だって、これよ?

あぁ、どうか布団よ無事にいておくれぇぇぇ!!!
教訓
結果、布団は無事でした。
ほっ。
布団は無事どころか、私のエリアはやっぱり晴天。夕立も降らず。
いや、でもいいのよ。
安心を買う方が大事。
というか、私が天気に対して楽観的なのかもしれません(笑)
下鴨納涼古本市へ行くときの教訓は2つ
・扇子かうちわは絶対持って行くべし!
・布団は干さずに出かけよう!(笑)
キキよ、来年も行く場合は絶対覚えておいておくれ。
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