9回まで動かないゲーム。
それが、キャプテン・アーロンのファインプレーを皮切りに大きく動き出しました。
そうそう、野球ってこれが面白いのよ。
どんどん、進塁するヤンキースの選手。
大盛り上がりのゲーム
選手が次々にヒットをうち、
1点。
2点。
と取り返します。
あれ?これ、逆転もありえるんじゃない!?
そして、ついに!
最後の選手がホームベースへ帰ってきたので、9回裏サヨナラ逆転勝ち!
スタジアムにあふれるヤンキースファンの、
「Yankees!Yankees!」のコールがすごい!
スタジアムを出て大通りにでますが、
歩行者天国?っていうぐらいファンが道を占領しています。
もう、ヤンキースファンはみんな家族だ!の勢い。
最高の勝ち方だったのもあって、テンションは最高潮。
本場アメリカで勝ちゲームを見れるなんて、運がいいかもしれません。
一方の私
…が、その時の私は、勝利の余韻に浸れることなくかなり必死(笑)
何が必死かというと、
かれこれ1時間前に食べた大麻グミがどんどん作用しています。
頭の中は、一人妄想劇場状態。(笑)
まっすぐちゃんとした方向に歩ける状態じゃないので、
リズかカズの腕をがっしりつかみます。
…たぶん歩くのに邪魔だったんじゃないかしら(笑)
でも、私の脳内は「この腕話したら、もう一生帰れない」と焦る、焦る。
そしてもう1つ焦るのが、
英語が全く喋れない!
英語は理解できるのですが、脳内に流れる言語は全部日本語。
加えて、喋ろうとしても思うように喋れません。
後から聞いたら、これはカズも同じだったんだとか(笑)
彼女は1粒じゃ聞かなかったので2粒食べたそうですが。
Uberで帰ろうとしても、ドライバーと上手に会えません。
スタジアムの周りをウロウロする私たち。
しびれを切らしたジョンが、闇タクシー(兄ちゃんがちょっぴり法外な値段で自分の車で運転している無登録のやつ。笑)と交渉します。
交渉が成立したのかタクシーに乗り込むことに。
そして、私の妄想劇場もクライマックスを迎えます。
行先は倉庫?
この闇タクシーの兄ちゃん。
運転が荒いのってなんのって。
右側通行のアメリカで、
車が左車線を走っています。
ジョンも嫌味がてらに「オーストラリアは左だしね」
なんていう始末。
そして窓から流れる景色がなんだかニューヨークじゃないような。
しかも、ジョン
「あれ?さっきもここ通らなかったかい?」
と運転手に言ってない?
そんな現実と被害妄想思考の間で辿りついた結論は…
私たち拉致されている!
あ~もうこのまま倉庫に連れられて、仲間から全ての金目のモノをとられるんだろうな…
スマホに打ったらドライバーにばれないように横にいるリズと喋れるかしら?
命はとられないよね?でも銃社会だし…
と、もういろんなことを考えます。
数時間前まで、ハッピーにヤンキースの試合を観戦していたのに!
こんなことになるなんて…
人生は一寸先は闇です。
…全ての元凶はあの大麻グミなんだけど(笑)
ベッドに入る幸せ
運転は荒かったけど(笑)、もちろん拉致ということはなく、
無事にホテルに帰ってくることができました。
どんな言動をとったのか覚えていない部分も多いので、もう3人にはひたすら謝り
ベッドに入ります。
あぁ、この暖かいお布団に包まれる安心感。
ほんで、なんであの2人は2粒食べても余裕なんだ?(笑)
実は、後からウィード経験者に教えてもらったのですが、
どうやら初心者にはちょっぴり量が多かったのだとか。
それに、たくさん水を飲んだ方がいいのだとか(笑)
スタジアムでトイレに行くのがめんどくさいのと、帰りにトイレ行きたくなるのが嫌で
ほとんど水を飲むのを控えていた私。
しかも、例に漏れず昼間から飲んでいるのもあって、それなりに脱水だったようです。
てへ♡
いわゆる「バッドトリップ」を経験しちゃった私。
幸せにふわふわ感はお酒で得られるしそれでいいや(笑)
それも行き過ぎると危ないんだけど。
嗜好品はほどほどに。
きっと人生で最初で最後に近い大麻体験でした。
百聞は一見に如かず!?
…
…
みんなでチェックアウトするときに、誰もこの大麻グミがカバンにはいっていないかを
しっかり確認してから退室するのでした(笑)
コメント