友人からオススメされた【三千円の使い方 原田ひ香】
面白そうな小説は、休日前夜、もしくはまとまった時間のとれる休日に読みたい派の私。
少し長距離移動があった休日に電車の中で読み進めると、危うく乗り過ごしそうになるほどどっぷり浸かって、気付けば1日で読み終えました。
あらすじ
御厨(みくりや)家の次女である御厨美帆は、祖母の琴子に言われた「人は三千円の使い方で人生がきまるよ」と言われた当初のことを回想します。
独身で自由に使えるお金もあり現状に満足しているけど、このままでいいのかなと立ち止まる美帆。
貯めることに集中しすぎて、どこか楽しむことを忘れてしまったような気がする真帆。
友人の相談にのる中で、今後の夫婦の在り方や老後のお金について考えだす智子。
年金だけで過ごすのではなく、少額でもお金を稼ぐという楽しさを見つける琴子。
季節労働や海外放浪をする中で、定住すること、家族をもつことについて考える安生(やすお)。
そんな様々なライフステージにある5人がそれぞれの立場でお金の現状と問題に向き合い、納得のいく貯め方、使い方を見つけていきます。
「人は三千円の使い方で決まる」
「8×12は魔法の数字」
そんな2つのキーワードを軸として、資産運用や節約術、固定費の見直し方についても学べる、ハートフルな家族小説です。
私の3000円の使い方
もし、ふっと3000円の臨時収入が入ったら私はどう使うか。
きっと貯金はしないと思います(笑)
現実的には、
スーパーで‟ちょっと高くて良い”食材を買う。
カフェでコーヒーだけでなくって、スイーツか軽食も頼む。
もし、すっごいピザが食べたい気分だったら宅配ピザを頼む。
いつもの日常をちょっとワクワクした物に使うんだろうなぁ。
きっと傾向としては食材とか飲食代でその日のうちになくなってしまうもの。
例え消耗品でも、友人と一緒に食べたり、お裾分けしたり、誰かも喜ぶためには使えます。
ただ、消耗品以外の物を買うことでより長く幸せな日々が続くような使い方や、例えば投資といった、長期的な目線で見ると3000円の価値が更に高まるような使い方ができる自信はありません(笑)
自分の労働に対する対価だと別ですが、思いがけない臨時収入となるとよりその傾向が(笑)
ちなみに私の本日の3000円の使い方は、
今日は婦人科にいってお薬ももらったので、
・診察料・・・580円
・薬代 ・・・2560円
計 ・・・3140円
…いやいや、さすがにこれでは面白くない(笑)
気を取り直して、「娯楽費」として使ったお金は、
・お揚げと厚揚げ ・・・255円
・知人へのお土産 ・・・1600円
・ちゃっかり自分にも1つ(笑)・・・300円
・ヨガジャーナル(雑誌) ・・・1100円
・スタバのカプチーノ ・・・374円
計 ・・・3629円
あれ?超えている(笑) (なんならスタバの374円は、スタバカードに2000円チャージ後のカード払いなので5000円使っちゃってる(笑))
満足度としては、
・お揚げと厚揚げ ・・・★★★★★(近所のお豆腐屋さんにいったらレア商品の厚揚げが!)
・知人へのお土産 ・・・★★★★(喜んでもらえそうだから、満足)
・ちゃっかり自分にも1つ ・・・★★★★(食べてみたくて我慢が出来なかったけど、まだ食べてないので★4つ(笑))
・ヨガジャーナル(雑誌) ・・・★★★★★(気になって、手にとっては返すも、やっぱり買った1冊!)
・スタバのカプチーノ ・・・★★★⁽たまってたメールに返信するのに、ゆっくり&集中したくて)
必要度は
・お揚げと厚揚げ ・・・★★★★⁽必要だったのはお揚げだけだったかなぁ(笑))
・知人へのお土産 ・・・★★★★⁽削れるか、と言われると削れるけどお付き合いもある)
・ちゃっかり自分にも1つ ・・・★(むしろ必要ないのはこっち(笑))
・ヨガジャーナル(雑誌) ・・・★★★★(あくまで娯楽…でもあそこでやめても結局買ってた自信あり!)
・スタバのカプチーノ ・・・★(メールの返信は家でもできたし、コーヒーもお家にある(笑))
自分に使える自由なお金がある分、節約の観点からみるとちょっと甘いジャッジを下しがちな私(笑)
こうしてみると、よくわかる!
8万×12ヶ月で約100万円の貯金
本の主人公である美帆と一緒に、毎月のお金の流れを見直してみました。
携帯は格安SIMだし、この前ガスと電気会社を統一させて得割プランに変更したので、そこは上手に節約できていますが、収入に対して家賃の割合がちょっと高めとなりました。
でも、家にいる時間が好きになった分、無駄にカフェで仕事したり、外食することは減ったんだけどなぁ(笑)
大好きな読書も、本を買うだけでなく図書館の予約サービスを利用したり、ペーパーブックだけでなくKindleでも買うことで支出を減らす努力もしています。
けれども本気で月8万の貯金を目指して節約をするならば、きっと「自分に甘い」娯楽費や食費を削ることで、貯金に回すこともできるだろうし、メルカリなどの利用も必要だなぁと感じました。
でも、‟ちょっと良いものを買う”日常に幸せを感じているのも、事実。
収入に対しての貯めたい額とギスギスしない出費のバランスが整っている、と見直せただけでも十分の価値のある時間でした。
こんな方にオススメ
投資や節約関連の自己啓発本のように見えて、しっかりスートリー展開がある小説。
それでもって、自分の今の現状や今後のお金との付き合い方に考えさせられる点もあり、節約や資産運用に関して知識を得ることもできる、なんだか一石二鳥な1冊でした。
・生活するには十分なお金があるけど、どんな使い方をしていこうと考えている
・それなりの収入はあるのに、なぜかお金がたまらない
・1章1章の登場人物に関連性があり、それぞれのストーリーが読める小説が好き
・啓発本とは違った視点から、自分のお金のことを見つめなおしてみたい
・構えず、気軽に節約術や運用について知りたい
そんな方はぜひ読んでみてください♪
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