寄り道だらけな30代の生き方奮闘記!? 

みんなに欠航を願われ飛び立つ幸せな話

エッセイ

ちょうどいい暖かい気候の中、毎日ヨガや登山、ビーチにカフェに、ストレスフリーでのんびりした2週間を送っていた私ですが、始まりがあれば終わりがあるのは、全ての物事に与えられた平等なルール。

あっという間に最終日がきてしまいます。

あぁ…この瞬間がほんとに寂しい。

そして出国の朝

イギリスにも、オーストラリアにも、ちょっとした故郷に感じるぐらい大事な友達がいることはとっても嬉しいのですが、簡単に会えないのが辛いところです。

でも、次に帰ってくるときは4年もかからないからね!と約束し、サンシャインコースとを後にします。

あの日本出発前に、ビザとっていない問題を面白おかしく話していたので、フライトに乗れなかったらいつでも帰ってくるんだよ〜と言ってもらいながら(笑)

自国に帰るから大丈夫なはずと思いつつ、、今年の教訓「過去の経験にあぐらをかかない」ということで、日本入国になんら規制がないか確認します。

だって携帯変わっちゃったからPCR証明もないし。

イギリスから帰国した時に必要なかったんだから大丈夫だと思うけど。

というか、出国36時間前ぐらい前に証明もしくはPCR必要って判明しても、パニックになること間違いなしなんだけど。

教訓に「確認は早めに」を追加しようかしら(笑)

どちらにしろ、帰国に関する規制はどうやら大丈夫そうです。

そういえば、今回は機内持ち込みしかなくバッグなくなることもないし、この前使えなかった電子カスタム使えるかしら?

またもやオンラインチェックインができなかったので、ブリスベンからケアンズ行きの国内線はキオスクで済ませます。

念の為荷物をはかったら6.6kg。

よしよし、いい感じ。

ケアンズ空港で雑誌とか多少のお土産買っても怒られないぞ(笑)

ケアンズ空港で思うこと

ケアンズ空港はもうそれこそ15年前ぐらいに使ったことがありますが、当時の記憶は全くありません。

というか、思ったより小さい空港でびっくり!

国内線から国際線ターミナルまで歩いて移動しているときに見える景色は、昔すんでいたタスマニア島のロンセストン空港を思い出させます。

ほんと自然に囲まれたところにある、控えめな空港。

あぁ、あの時もタスマニアをでる最終日、友人が空港まで送ってくれたっけ。

2時間歩いてようやく銀行やスーパー、カフェ、酒屋があるだけの大通りにでるようなド田舎に住んでいた私。

買い出しはいつも、友人が買い物にいくついでにのっけてもらっていました。

というか車がないと、ほとんど不可能っていってもいいぐらいのタスマニア生活。

友人4人で1台買ってたり、パートナーと一緒に車を買ってたり、単身の子はハイエースをかってキャンピング生活をしていたり。

なにかしら車がある生活をしている人しかいない中で、単身・車なしな私がそこそこ給料のいいフルーツピッキングの仕事に就けたのは奇跡だったかもしれません。

今回だって、たくさんの友人のおかげで最高な休暇を送れただけで、私1人でして楽しかった思い出なんてほとんどありません。

多分、あのアボカドの朝ごはんが美味しかったことぐらい。

イギリス、オーストラリア、日本。

友人たちのおかげで今の私があって、幸せな生活が送れているんだなぁと、空港の奥に広がる壮大な山々をみながらしみじみと感じます。

タスマニア島での景色

スムーズすぎて怖い

そんな小さい空港なので、国際線への乗り継ぎのときにキオスクという自動チェックイン機はなし。

どうやら長蛇の列にならぶ必要があるようです。

まぁ、全然いいんだけどね。

しばらく並んでいると、お姉さんが「機内持ち込みだけの人はいますか〜?」と、アナウンスしてくれています。

あ、それ、私、私。

は〜い!と声をかけると、優先的にチェックインさせてくれました。

ちなみに機内持ち込み荷物の重量検査はまたしても、なし(笑)

いや、6.6kgだから「いつでもどうぞ〜!」って感じだったんだけど。

2024年。

物事がスムーズすぎるぞ!?

おかげで、搭乗開始まで2時間以上の時間ができたので、ゆっくりティータイムを楽しめます。

紅茶をかって席について一息つきつつ、友人たちにメールを送ります。

日本の友人には「もう帰るよ〜」って。

母にもしっかり便名を伝えておきます。

もう、何があるかわからないもんね。

オーストラリアの友人には「あとは搭乗を待つだけです、ほんとにほんとにありがとう。」って。

カズからは「えぇぇ!?スムーズにいったの?キキのふりして、勝手に飛行機キャンセルしようとしたのに失敗しちゃった!」って。

ジャニーンからは「心のどこかで飛行機がキャンセルになったから迎えに来てってメール、期待してたのに!」って。

2人の優しさが心に沁みます。

そんな風に思ってもらいながら飛び立つ幸せ。

…もしくは、みんな私のドタバタ劇場を期待しているだけ!?(笑)

そして、ただいま日本。

明日は母にお雑煮でも作ってもらおっかな。

遅ればせながら日本のお正月するんだ〜い♡

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