京都、時々外国。ズボラ、時々丁寧。節約、時々散財。

山口百恵はマイクを置いたので、私はペンケースを置いてみた。な話

エッセイ

10月から新しい仕事が始まるということは、今の仕事を終えるということ。

そして、先週最後の夜勤が終わりました。

あぁ、身体が楽になる!(笑)

ナースのギア

とはいえ、この夜勤の仕事はあくまで家計の補助だったし、

メインの仕事が別にあったので週1ぐらいでしか働いてなかったですが、

この夜勤が終わるのは、ちょっとだけ違う意味をもっていたりします。

それはナースとして臨床の仕事が終わるということ。

海外生活で7年のブランクの後、クリニックから始まり総合病院でも助産師として勤務しましたが、次は企業。

もう点滴を作ったり、採血をしたりの仕事は無くなります。

なんならナース服に着替えることもないし、

ポケットにボールペンを入れることもありません。

そして、臨床で働く時にいつもそばにいてくれたのがこやつ。

新卒の時に母からもらったボールペンケースです。

あ、新卒祝いに買ってもらったとかすごい感慨深いものではなくて、家に余ってたやつもらっただけですが(笑)

母もナースなんでね。

1回目、海外に行く時に辞めた時は向こうでナースになる予定だったこともあり、捨てずにとっておきました。

7年の臨床ブランクを経て、クリニックに就職した時にこやつを引っ張りだしたときはちょっと感慨深かったな。

そこから4年。

またしてもこやつが現役を引退する日がやってきました。

今度は前のときとは違い、臨床に戻るつもりはありません。

捨てるのか?

いや、捨てないかな。

ナースの免許がある限り、いつ何時ナースをするかわからないし。

ということで、”もしかしてまた使うかもケース”に戻すことにしました。

思い出とはまた違う

ちなみにこのキューピーちゃん。

新卒時代に出会った患者さんがくれたもの。

かぎ針でキューピーちゃんのお洋服を編むのが好きで、黄色や水色、ピンク、紫などいろんなドレスをきたキューピーちゃんを皆さんに、とたくさんくれました。

とはいえ、なんだかドラマのようなすんごい思い入れのある患者さんだったとかではなく、どの患者さんかわからないし、なんならその方のご家族が作ったのかも、なレベルの記憶。

でも、これもな~んか捨てられなかったり。

またいつか、こやつ達と一緒に働く日がくるのかしら?

点滴の薬剤名を呼称して、

針とアル綿入れたバットを持って、

患者さんのお名前を確認する日。

12年前はナースコールはピッチだったのに、

今はスマホに変わっていてびっくりしたっけ(笑)

次戻るとしたら…

1人1台iPadをもっているかもしれません。

看護記録だってAIがアシストしてくれるのかも。

また臨床に戻る日。

来るような。

来ないような。

ま、でもとりあえずしばらくは、この「もしかしてボックス」に入って休んでておくれ。

少なくとも5年くらいは〜!!笑

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