オーストラリアでワーホリ→ビザ更新といえば、タスマニア
オーストラリアで3か月で100万円稼ぐといえば、タスマニア
というぐらい、知る人ぞ知るタスマニア島ですが、例に漏れず私も5ヶ月ほど滞在していました。
今日は、そこで出会ったご夫婦と自給自足(パーマカルチャー)のお話。
シティガール、パーマカルチャーに出会う
タスマニアは島の北西にある‟ペンギン”という小さな町で借りぐらしをしていましたが、
そこのオーナーご夫婦が自給自足をされているお家でした。
そんなご夫婦から初めて教えてもらったパーマカルチャーという考え方。
パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)と農業(アグリカルチャー)、そして文化(カルチャー)を組み合わせた言葉で、永続可能な農業をもとに永続可能な文化、即ち、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法です。
出展:PERMACULTURE CENTER JAPAN
日本語でいう、自給自足のような考え方ですよね。
ちなみにそのご夫婦の家では、
・雨水を貯めるタンク(シャワー等に利用)
・果物の木が10本弱
・お庭の一部が野菜用の小さな畑
・その小さな畑にある人が3人ほどは入れる小さな温室
・鶏小屋(6~7羽)
・馬1頭
で生活していました。
お水は雨水だけでは全てを賄えないのでもちろん水も引いていますし、
電気やガスは使用していますし、
小麦などは栽培していなかったので、小麦やキヌア、米などの穀物と
お庭では取れない野菜や果物、お肉などはスーパーで購入します。
お2人によると生活の6割ぐらい、自分たちのところで採ったり、集めたりしたものとのこと。
日本でも都会で育ち、タスマニアに来るまではシドニーに住んでいた私にとって、
自給自足の生活、まして鶏と一緒に住むなんて初めての経験。
野菜や果物には旬があり、出来るときは一気にたくさんなってしまうので
「庭からとって食べていいよ~。」というお言葉に甘え、毎日庭へと足を運ぶのでした。
ダミーの卵とヒヨコに授乳!?
鶏小屋はありますが、ニワトリ親子の居場所はいつもお庭。
食べられない様にと、寝るときだけ小屋に帰ります。
うん、いつも自らすんなり帰るとは限らないので、追いかけて、捕まえて、数を確認するのですが(笑)
赤ちゃんが、母を追いかける姿って、ほんと可愛い。
そして、時にはこのヒヨコが野生の動物に食べられてしまったり、衰弱しているところを見つけることも。
一度仕事から帰ると、オーナーさんがタオルに包んだ衰弱しきったヒヨコにスポイトで飲ませようとしていることもありました。
小さい弱ったヒヨコのケアは根気がいるので、私もオーナーに代わってやってみることに。
日本で産婆はしていたけれど、ヒヨコへの授乳は初めて。
でも、その後静かに息を引き取ってしまいました。
ヒヨコもいるけど、卵の小屋は、卵の小屋で別にあります。
静かに産めるように暗くした小さな部屋に、産気づいたニワトリがくるのだとか。
白い卵はダミーの卵。ニワトリのストレスをコントロールする…ためだとか…?(忘れちゃった(笑))
上からパカっと屋根の小部屋を開けて、産みたて卵を頂きます。
ありがとう、ニワトリさん!!!
ハサミを持って、欲しい分だけ野菜の収穫
そのあとは、お庭の小さな畑にいって、できている野菜を頂きます。
もちろん無農薬。形がいびつだったり、ところどころ喰われているけど、欲しい分だけ
ハサミでチョッキン。
この日は、スナップエンドウ、スティックブロッコリー、ホウレンソウ、温室からトマトを頂きました。
あれ?そういえばオーストラリアなのに温室?常夏じゃないの?
タスマニア島はオーストラリアの中でもかなり南に位置しているので、夏(12月~2月)でも最高気温は20~21度、最低気温が10~12度と、イメージする常夏からははるかにかけ離れている場所です。
夜は冷え込むので、ウルトラライトダウンジャケットが手放せなかった~。
採りたて、出来立て、ベジタブルパイ!
卵もあるし、野菜もあるし、ということで作ったのは、ベジタブルパイ!
野菜を少しのお塩で茹でたり、炒めて味付けをしてから、パイシートで包んでパイメーカーに。
(ホットサンドメーカーのように温めながら焼いてくれるパイぺーカー!すっごく便利!)
オーナーが昨年お庭で出来た野菜で作ったレリッシュ(野菜のジャムのようなもの)を添えて。
野菜の甘みと卵のしっかりした味が少しのお塩で引き立てられて、
写真を見るだけでも、もう一度食べたくなってしまいました(笑)
スティックブロッコリーとマッシュルーム、トマトで明日オムレツ作ろうかな~♪
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