寄り道だらけな30代の生き方奮闘記 

国際電話で尋問を受ける!?閉じたネット銀行、再開設までの道のり。

外国での暮らし

*.前回のあらすじ.*

ドバイ旅行出発前に立て替えてもらったホテル代を友人に送金しようとイギリスの銀行口座をアプリであけたときのこと。
なんと、オンラインバンキングを使用するための2段階認証ができなくなってしまいました!

*ここからは、キキの勝手な解釈翻訳と心の叫びを交えたやり取りの様子をお楽しみください♪

暗雲が立ち込める…

インド人と思われる優しいオペレーターさんに、
「テレフォンセキュリティナンバーはなんですか?」
と聞かれます。

「オーフォーセブンーオー…」
「いえいえ、違います。テレフォンセキュリティナンバーです。電話番号ではありません。」

…テレフォンセキュリティナンバーって何!? 

オペレーターさんに聞くとどうやら銀行口座をつくったときに銀行側から教えられている6桁から10桁の番号なんだとか。
いやいや、当時の書類は全て残してるけど全部実家だよ。そして今は深夜1時。
肋骨と鎖骨を骨折して自宅療養している母を起こすわけには行かない。
…けがをしてなくたって起こすわけにはいかないんだけれども(笑)

「ごめんなさい、テレフォンセキュリティナンバーはわからないんです。」と伝えると、いくつかのセキュリティに関する質問に答えられたら、銀行側でロックを外してオンラインバンキングをつかえるようにするということ。

ぜひぜひ、ぜひぜひお願いします! 

誰が答えられるの?な質問多し!

ここからは1問1答が始まります。
厳密には、聞き取れなかったり、音声が途切れたりで何度か「Sorry?Can you say that again, please?」なんて言ってるけど(笑)


「支店番号と口座番号を教えてください」
(どれが支店番号かもわからんのよ、厳密には。)
「〇▲・・・・ □・・・・・?」

「銀行口座の種類を教えてください」
(これ、国によってBasic AccountとかEveryday account とか違うから覚えてられないのよ…)
「わからないので、個人が開設できるアカウントの種類を教えて頂けますか?聞いたら思い出すような気がします。」

「…Account、Saving account、…Account」
(あかん!ウェブサイトを見てるけど、どれかやっぱり思い出せない!)
「セービングアカウントだったかしら?普通のやつなんだけど。」

「カードナンバーの9桁目を教えてください」
「〇」

「カードナンバーの10桁目を教えてください」
「▲」

「カードナンバーの11桁目を教えてください」
(これ、9、10&11番目って言ってくれたら早いのに。笑)
「■」

「住所変更前の住所の1ライン目を教えてください」
(え、変更前なの!? というか1ライン目ってどこー!?)
「Unit2、○○Street」

「銀行口座はお一人様ですか?共同講座(joint account)ですか?」
(jointの前が聞き取れないけど、とりあえずJointじゃない方って答えよう!)
「一人!一人です!共同じゃない講座‼」

「2021年8月20日より有効なご利用はありますか?‥‥無視してください。」
(え?最後の無視してくださいって何!?)
「ごめんなさい、もう1回行ってください。20日以降より利用があると聞かれていますか?」

「▲☆※〇年8月2☆日より有効なご利用はありますか?‥‥無…てください。」
(電波がぁぁぁぁぁぁ!*この時電波が絶望的

「ここ1年、利用していないように思います。最後に利用したのは去年の7月ぐらいです。」
「Yes か Noでお答えください。」
(圧力がみのさんっ‼)
「ノー、アイ ドント ハブ‼」

まるで尋問‼な結果はいかに!?


最後はクイズミリオネアに出ていたみのもんたさんより強い圧でファイナルアンサーを責められましたが、結果は撃沈
私のイギリスの銀行口座のオンラインバンキングは完全に凍結してしまいました。

実はこの質問は覚えているだけの3分の2程度。もうあと少し質問を聞かれたような気がします。
そうそう、いつ住所変更をしたのだとか、そんな感じ。

いやいや、あのね?
その、口座の種類とか、最後の利用詳細とか、オンラインで確認しないことには答えられないのよ~!

そしていくら30代でも5年前に開設して、3年前から、ほぼ使わなくなってしまった銀行口座の詳細を間違いなく答えるのは無理なのよ~!

という心の嘆きも虚しく、オペレーターさんの
「再稼働(reactivate)するには最寄りの支店にパスポートもしくは運転免許証を持ってきてください。」の声が響きわたります。

いやいや最寄りの支店に行くのにDoor To Doorで20時間近くかかるんですが(笑)
…そう思うと意外に近い!?
…でも15万ほどかかるけど(笑)

違う!問題はそこじゃない!聞きたいことは山ほどある!!

時間との闘い

オペレーターさんに日本にいることを伝え、オンラインバンキングを使うのに出来ることはないか尋ねます。
でも部署が違うため、確認が必要とのこと。
しばらくこのまま待っていてくださいと言われました。

私、ま~つ~わっ♪いつまでもま~つ~わっ♪
小さい頃母が歌っていた曲が頭の中を流れます。

いや、いつまでもは待てないの!
国債電話の制限時間が60分しかないから‼
この時点ですでに28分。

やばい。これはあとどれくらいかかるんだ‼



2・3回オペレーターさんが、
「すみません、長いライン待ちの状態なのでこのままでいてください」と声をかけてくださり、待つこと7分。
ようやくオペレーターさんがお待たせしました、と声をかけてくださいました。

今、銀行側にできることは、新しいテレフォンセキュリティナンバーを登録住所に送るので、届き次第その番号をもってもう一度電話をしてほしいとのこと。

…届出の住所、どこにしたっけ!?

思い出せない記憶(笑)

3年前の夏、イギリスを出る前に住所登録を当時私が住んでいた家からCazの家かLizの家にしたのは覚えています。

でもどっちだったっけ!?

「ごめんなさい、私の登録してる住所はFlat○○の方であっていますか?」
「セキュリティを突破していないため、何もお答えできません」

ひやぁぁぁぁぁ‼打つ手なしじゃないかっ!(笑)

Cazはすでにオーストラリアに帰ることがきまっていたので、持ち家を知り合いに貸していました。
とりあえずCazのアドレスにしていたか、それともイギリス在住で引っ越し予定のないLizにしていたか、全く思い出せません(笑)

こんなん忘れないやろ~と思い、なぁんのメモも残してない当時20代の私をしばいてやりたい(笑)

3年もたったら忘れるんだよ‼

そして、何も答えてくれない

とりあえず、どちらかの住所に銀行からの手紙が7~10日営業日以内に届くということ。

もう一つ心配なのが、イギリスを出る前に言われた、「1年間の利用がないと銀行口座が凍結してしまうから、気を付けてね。」と言われたこと。
そのため、1年に1~2回は応援したい団体に寄付したりしていました。

確か最後にしたのが去年の7月中旬から下旬。
このままでは1年たってしまい完全凍結になってしまいます。

「待って!待って!待って!いくつか質問があります!1年間使わないと凍結されると言われたのですが、銀行にさえパスポートを持って行けば、再使用はできますか⁉」
「セキュリティを突破していないため、何もお答えできません」

はわぁぁぁぁぁ。
まだ、その銀行口座にはスズメの涙ほどの額が残っているんだよぉぉ。

ここは負けじと食い下がります。

「わかりました。では一般的に、一般的に、一旦凍結された口座でも本人証明ができたら、再使用は可能ですか?」
「凍結される理由によりますが、可能だと思います。」

「凍結される理由とは、例えばどんな理由ですか?」
「セキュリティを突破…」

「一般的に、一般的にある人が1年間使用していなかったため凍結された場合はどうですか?」
「おそらく、再使用が可能だと思いますが、現時点では断言できません。」

「わかりました、とりあえずレターを待ってみます。長い時間ごめんなさいね。」
「全く問題ないですよ。それでは良い日をお過ごしください。」

(過ごせるかぁっ!笑)

電話を切った時すでに39分経過。
私の脇汗びっちょり。
忘れてたよ、イギリスは世界でもトップレベルにセキュリティが固いんだった…
だってアマゾンアカウントにすら電話しないと入れなくなっちゃったんだもの。

オーストラリアのオンラインバンキングが使えなかったときは、陽気な銀行職員さんが「ありがとう」なんて日本語を混ぜ込みながら、3つ4つの質問で開けてくれたのに。
そのときだって、「Maybe…」を多用してたのに(笑)

電話を切り終えて、急いでオーストラリアの銀行口座を開けてみます。
無事あいたぁ‼

忘れないうちに、最後の利用やアカウント名を控えておきます。
こうなると、1ヶ月に1回ぐらい開けて確認しておいた方がいいんだろうなぁ。

ごめんねLizちゃん。
とりあえず現金でもっていって、届く予定のテレフォンセキュリティナンバーのこと、ドバイでLizとCazに説明するしなきゃ(笑)




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