寄り道だらけな30代の生き方奮闘記!? 

魅惑の男性に後押しされて、5番街で買い物しちゃう独身女子!?【ニューヨーク】

旅行

ニューヨークは5thアベニュー。

東京でいう銀座のような、京都でいう四条のような、

高級ブランド店を始め、様々なお店が並ぶ大通りです。

どうやらリズは娘ちゃんとティファニーでピアスを買ってくると約束したみたいなので、

ティファニーで朝食を。

で有名なあの、ティファニー本店に行くことにしました。

規模がすごい

もう、なんてたって、とにかく規模がすごい。

この建物、なんと10階建て。

あまりに広すぎてお目当てのものが全く見つかりません(笑)

すべてが売り場ではなく、映画で使用されたジュエリーの展示室だったり、ダイニングだったり、

もうジュエリーショップを超えた建物であることは間違いなし。

お目当てのデザインのものは3階にあるそうで、

リズが買い物している間、私とカズもウロウロしてみることに。

財布に、キーケース、スカーフ。

こうしてみると、いろんなラインナップがあるのね~なんて思いながら、

とあるものに目が奪われました。

それが、香水。

香水はいつもゲランを愛用していたし、

なんなら4月にいつも使っているのがなくなったので新しいボトルを買ったばかりなので、

全く探していないし、買うつもりもないのになんだかとっても気になります。

しばらくじっとしていると、

年配の店員さんが話しかけてきてくれました。

名札をちらりとみるとダニエルと書かれています。

物腰の柔らかい、おじいさんに近いおじさん。

外国は実年齢より年上に見えるので本当の年齢はわからないですが、日本だと60代に見えます。

…てことは50代ぐらいかしら?笑

「香水を一度試してもいいですか?」と尋ねると、

「もちろん。そんな嬉しいことはありません。」と

ダニエルさん。

柔らかくちょっと甘いローズの香りに包まれます。

あっか~ん!

これ、今の私の香りだわ!

彼のおかげ

お値段も日本円で約2万円ぐらいだったのもあり、もう買ってしまうことにしました。

ちょっと本店で買えるのも嬉しいし、

あの紙袋につけてもらえる本店のマークもちょっぴり羨ましいし(笑)

お会計や商品を包んでもらっている間、ダニエルさんとお話します。

どうやら、前は違う仕事をしていて、1年前にティファニーに来たんだとか。

とっても失礼なことを承知でいうと、きっとスタッフの中で最年長ではないかしらという見た目。

でも、経験がないと入れない気もするし、前の仕事でも重役だったのかしらと勝手に思いを巡らせます。

「仕事は変わってよかったですか?」と尋ねるカズ。

「もちろん。こんなに毎日、誰かを笑顔にできる仕事なんて最高だよ」とダニエルさん。

もうしばらく行ってないけれど、

どこかディズニーランドにいるようなそんな感じに包まれます。

アトラクションや買い物だけじゃなくって、キャストさんの一言でほっこりするようなあの感じ。

いつもは、めんどくさいな~と思ってしまう、あのメールアドレスとかの登録も、

なんだか和やかな気分で終えることができました。

ティファニーブルーの紙袋をもって歩く5番街。

自然と、背筋がシャンとします。

後日談

後日、ダニエルさんからメールが届きます。

直訳すると、

君の香水を選ぶのを手伝わせてくれてありがとう

といった感じ。

あぁ…

あのダニエルさんが言いそうな表現だわ。

いや、わかってますよ?

このメールも業務の一種だし、

この内容だってダニエルさんの定型文で、香水のところをピアスに変えたり、ネックレスに変えたりしているだけなのかもしれません。

でも、なんだか、やっぱり素敵な買い物だったなぁという幸せ感で満たされます。

ストレスをお金で発散しただけじゃない買い物。

ある意味衝動買いだし、長年ほしかったものを手に入れたわけじゃないけれど、

あくまで物品には変わりないのに心にすっと入ってきて、

4か月たった今でも毎朝この香水をかけると少しワクワクさせてくれるような買い物。

5番街にあるティファニー本店。

改めて、良い買い物とは、と教えてもらえた気がします。

…また、いつか行く機会があるかしら?(笑)

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