寄り道だらけな30代の生き方奮闘記 

【読書感想】依存?共存?スマホと生きるなら読んでおきたい「スマホ脳」

本と珈琲、好きなコト

本屋さんにふらりと入り、定期的にどんな本が流行っているのか見るのが好きな私。

本屋さんによっては平積みされてたり推されてたりする本が違うので、駅前本屋はよく立ち寄ります。

毎月たくさんの新刊が出る中で、本との出会いってご縁。

ビビッとくるものがあれば、すぐにメモするようにしています。

…覚えたつもりで、何度探せなくなったことか‼(笑)

そんな日々の中で、最近気になっていたのがスマホ脳

新刊の最強脳の発売もあり、シリーズのスマホ脳ストレス脳が平積みになっていたり、POPと共に売れ筋棚へ置かれているのをよく見かけていました。

Kindleでポイント還元セールをしていたのもあって、すぐ購入!

ちょこっとあらすじ

本の内容を要約すると、現代人がいかにスマホに適した頭を持っていないか、という問題点を様々な研究結果をベースに解析されています。

私たちの脳は、狩猟民族だったあの頃の危険察知能力がまだまだ備わっているんだとか。

楽観的になれば、命を落としていたかもしれないあの頃。

猛獣や飢餓から命を守るには、脳を「かもしれない」で少し不安にさせることが大切だったそうです。

でも、今の私たちに残っているのは、草むらから猛獣が襲い掛かったり、明日何か口にしないと生命が危うい生活からはかけ離れた毎日。

それでも、この「ちょっと脳を不安にさせる」というシステムは進化することなく、現代に適応することなく、力を発揮しています。

…となると、残されたのは「無駄に不安になる私たち」

そして、その不安を上手に理由したマーケティング。

…というわけなんだとか。

もう読んでいて、なるほど~!の嵐。

あくまでも、この本はスマホやインスタやTwitterなどのSNSの過度の使用に警笛を鳴らす側の本です。

1つの意見を聞いて、100%そうだ!そうだ!なんて大声あげるつもりはありませんが、

私が昔から抱いていたなんとなくの疑問に、「その考え方、大事にしてくださいね。」と言われた気がして、気付けば2日ほどで読み終えてしまいました。

何だか嫌だったMixi

遡ること高校生の時。

ブログのような、SNSの先駆けでもあったようなMixiが友達間で流行りました。

家に帰ったらこんなことした~。とか

休日は彼氏とここいった~。とか

学校がない時間も友人と繋がれるこのサービスは瞬く間に広がっていきました。

ただ、な~んとなく友達の日記を読むのが苦手だった私

明確な理由はないけれど、「携帯で読むよりも、学校で会ったら聞かせてほしいなぁ~。なんだかその方が本当の友達っぽい。」なんて思っていました。

というわけで、ちょっと登録したけどすぐ解除。

そして、その後

「私と遊ばないのに、○○ちゃんと会ってる~。」

「なんかMixiで私の悪口かいて、カギつけてるみたい。」

といういざこざがチラホラ。

ほ~ら!やっぱり!

イライラするぐらいなら読まない方がいいのに(笑)と思っていたのを覚えています。

Facebook、そしてインスタ&Twitter

高校が英文系だったこともあり、留学生に教えてもらったFacebook。

せっかく仲良くなった留学生も半年から1年ほどするとみんな自国へ帰ってしまうので、海外の友達と繋がるには持ってこいのサービスでした。

それが、一般的に流行り出したのは大学生の頃。

もともとアカウントをもっていたのもあり、私の友達リストにも”明日学校で会える友達”が増え、そんな友達の従業終わりの風景が嫌でも目に入るようになってきました。

そして瞬く間にインスタグラムやTwitterが流行り、同時にiPhoneを持つ人、そしてLINEも登場し、休み時間はほとんどの人がスマホに没頭するようになっていました。

それでも、やっぱり自分の中で「何かが違うぞ」という思いがあり、インスタやTwitterはアカウントを作らず。

2020年に小さな会社の広報担当になるまで、きちんとしたやり方は知らないほどでした。

LINEは大学3年生のときぐらいにインストールした気がしますが、身近な連絡ツールというよりは、まだまだ「わざわざ開けなきゃいけないアプリ」というイメージがあったので、大切な約束をLINEにいれていた当時の彼氏と喧嘩したことを覚えています。

「ちゃんとメールしてよ!LINEなんてみないよー!」

…今思うと、お前だけだよ!っていう話ですが(笑)

Facebookは変わらず高校時代の留学生と繋がる大切なサービス。

でも、アプリはインストールせず、家に帰ってパソコンでのみ確認していました。

20代、30代のSNSとの付き合い方

Facebookからインスタグラムへと世代交代していた20代ですが、それでもアカウントは作らず(笑)

そして25歳の時に日本を飛び出してから、3~4か月に1回ほど事をUPしていましたがついに27歳の時にFacebookを閉じることにしました。

その一番の理由は、

Facebookに費やしている時間は記事を書いている時間だけでも、友達の投稿にいいねをつけている時間だけでもなかったこと。

絶景や素敵な経験を目の当たりにしている最中に「これFacebookにのせようかな?」と思っているところから始まってしまっている…それってなんてもったいないんだろうと思ってしまったからです。

そして、友人にはいつもLINEやWhatApp(海外のLINEのようなもの)で適度に連絡を取っていて、それ以外の友人はきっと変わりゆく日々の中で「知り合い」程度になってしまった人たち。

そんな人たちの投稿にいいねをつけたり、もらったりすることに時間を割く必要はあるのかな、なんだか私にはもっと大切にしたい何かがある、そんな風に強く思ったからです。

でもこれが私の生き方に合っていたのか、なんだか見えない義務感に開放された楽しい日々が過ごせるようになりました。

依存に気づいた2年前

それでも、コロナ禍から緊急帰国してきた2年前。

悲しみと憤りと不安とに加え、今まで頑張って築いてきたものが流れて行ってしまいそうで、不安定な毎日を送っていた日々。

考えだすととまらないので、ただただ無心に見続けられるYouTubeとTiktokにどっぷりハマってしまいました。

気付けば、スクロールし続けて10時間経過することも。

これは、何かがおかしい…

でも、アンインストールする気力もなく、また見続ける。

今思うと、完全に依存だったと思います。

このあたりの依存についてもスマホ脳にはしっかり明記されていました。

脳が「次は面白い動画かもしれない」「次は有益な情報かもしれない」というワクワク感に快感を覚えるんだそうです。

それはまるで、パチンコやスロット、カジノなどのギャンブルのようなものなんだとか。

自分の意思を超えて、快楽に支配されているのであればやっぱりそれは依存です。

そして、ものの見事に睡眠にも影響がでていました。

朝、新聞配達のバイクの音が聞こえるなんてザラ。

当時は実家に置いてもらっていたので、家族が起き出すころ寝始めます。

これではまずいと思い「散歩にいこう」とララ氏にSOS。

そこから、少しずつ普通の生活に戻ることができました。

やっぱり、適度な運動は偉大

そしてこれもスマホ脳にばっちり書かれていました。

スマホ脳をよんでやめたこと

わかっているけどやめられない‼

もうこれに尽きます(笑)

今の生活から完全にスマホをなくすことも難しいし、自分で投稿していなくても仕事をきっかけにSNSのアカウントを持つようになりました。

すると、やっぱり見ちゃいます(笑)

ただ自分で投稿しない分「いいね」の数は気にならないし、ブログとブログに連動しているTwitterはパソコンだけで管理しているので、日中に「SNSを見たい衝動」に駆られることはほとんどありません。

それでも、1番の問題が寝る前のスマホタイム

パズルゲームに、どうでもいいネットニュースを見だすと合計2時間ということはザラ。

お肌のゴールデンタイムはとっくの昔にすぎさり、ブルーライトで眠気は吹っ飛び、

やばいやばい!と、1時頃にようやく無理やり目をつぶることも多々ありました。

ブルーライトってこんなに身体をしんどくさせるんだ!

って、手術後はすっごく実感したはずなのに(笑)

ちょっとスマホを見ただけで疲れ、仕事復帰した後は頭痛に悩まされました。

でも急に習慣を180℃変えるのは難しいもの。

①まずは、スマホは触っていいけど必ず30分経ったら閉じる。

②そして、読書灯をつけて本を読むようにする。

この2つから始めています。

本当は、Kindleより紙媒体の方がいい理由もスマホ脳にかかれているのですが、寝ながらだとKindleの方が読みやすいので、ここはKindle。

それでも入眠までの時間が随分へり、スマホしてたらもう1時!なんてことはほとんどなくなりました。

そしてこれから

この先スマホと、そしてSNSとどう共存していくかはわかりません。

自分の生活を投稿するインスタやTwitterはないけれど、ブログだってSNSとは少し違っても情報発信のツールには変わりありません。

ブログを書くことや写真を撮ることに溺れてしまいそうになるならば、もしかすると手放してしまうことだってあるかもしれません。

適度な距離を保ちながら楽しめる方法を模索したいなぁ~。なんて改めて考えさせられた1冊でした。

うん、これはそのうち最強脳も買っちゃうやつ‼(笑)

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