ここ1年ほど、焦ってはいないけれど、なんとなく探しているものがありました。
それは、御猪口!?
拍車がかかる
なんだか旅先で日本酒を買うことが増えたので、家に御猪口があってもな~とは思いつつ、
とはいえ、月に数回の飲むか飲まないか…ぐらいなので、別にいいか…とも思いつつ。
どうせ買うなら、気に入ったものがいいし。
なんて思っていると、
誕生日プレゼントに友人からこんなものが送られてきました。

オシャレすぎるて。
いつだったかスタミナ切れの年にはど~んとお肉を送ってくれたり、
ほんとなんていうか、センスの塊爆弾のような贈り物をしてくれる友人。
こんな素敵な日本酒をもらったら、ますますお気に入りの御猪口で飲みたくなってしまったので、本格的に探してみることにしました。
京都探訪
探していると見つかる!とか言いますが、どうやらちょうど、京都の大丸にて陶器市をやっているんだとか。
さっそく足を運んでみます。
九谷焼、美濃焼…他にもいろいろ。
陶器市以外にも真鍮やガラスの店があるのでその辺もウロウロ。
でも、ぴんとくるものがありません。
なんていうか、すごいきれいすぎる。
どうやら私、御猪口は1つ1つ同じものがないような、ちょっぴりいびつな窯元の御猪口を自然と探しているみたい。
収穫はなかったけれど、好みの方向性がわかっただけでもよしとします。
そして、そのまま京都の台所「錦市場」にも足をのばしてみることにしました。

もはや空港
錦市場ってほんの数年前までローカルの人の市場だったし、もう15時ごろにはシャッターが閉まりだしていたのですが、17時にもかかわらずほとんどのお店が開いています。
WAGYUとSASHIMIの文字ばっかり。
1本400円の海鮮串が並び、お酒の試飲も1杯100円から~といった感じ。
歩いている人の国籍は本当に様々で、聞こえてくる言語もバラバラ。
まるで世界最大のハブ空港、シンガポール空港を歩いているような気分になります。
ま、私もカズやリズが来たときは楽しんだんだけれども。
いち地元民としてくると寂しいなぁと思いつつ。
ただ、インバウンド向けのお店がおおいのもあって、おかげで陶器のお店が見つかりやすい(笑)
私の需要と供給には一致したのでもちろん入ります。
すんごいふっかけられた値段かと思いきや、おちょこ1つ1300前後で思いのほか普通のお値段。
気に入ったものがあったら全然出せちゃうお値段です。
そんな中、全体的なデザインはモダンだけど、1つ1つの形が統一でなく、かつ色使いは日本の黒柿のような色。
モダンでもあり古風でもあり、あら、いいじゃない?と思った1つがありました。
ほんと、買おうかな?と思ったのですが、
ふっと店員さんをみると、外国人の方。
京都のお土産売り場では、もう普通になってしまった光景です。
もだんな刃物屋さんなんて、イケメンブロンドボーイばっかり(笑)
店内の音楽も数年前に流行った洋楽だし、お客さんも外国人ばっかり。
店内のレイアウトも、モダン食器の魅せ方だったりするし。
う~ん。
なんだろう。
なんか、いろいろしっくりきません。
昔から服とか靴も、どれだけ気に入っても、そこの店員さんと波長が合わなければ買わないこともある私。
それと同じような感覚です。
なんていうか、ここで買いたくない。
どっちかというと、
それこそ出雲に旅した時に出会った一枚の様な、
石川で買った九谷焼の小皿のような、
旅先でないとしても、その御猪口との出会いや縁を加味しながら大事な1つを買いたい。
これがね、京都の老舗だったらよかったのかもしれません。
デパートに入っていたって、陶器を扱う専門店だったら買っていたと思います。
海外が大好きで、もうかれこれ100回以上は飛行機にのってあちこち行きましたが、
どうやら私にも大和魂が残っていたようです。
また、いつか、これ!っていう御猪口に出会えますように。
…
…
この日本酒が残っているうちに見つかるかしら!?(笑)
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