寄り道だらけな30代の生き方奮闘記 

新人ホステス、京言葉に背筋を正される!?な話

エッセイ

京都はちょっぴり高級エリアで、スナックのホステスになってから早数週間。

基本の「き」の字の2画目ぐらいは、動けるようになってきたかもしれません。

けれども、奥の深い夜の世界。

もう、毎日小学生のように学ぶことがたくさんです。

一緒に働くは、この道50年近くなるママ。

挨拶回り…とまではいきませんが、ママの顔なじみのお店やお客さんがいらしたときは、初めましての挨拶をします。

夜の世界のエリアなので、もちろん同業者の方への挨拶もあったり。

そして小さな世界でもあるので、あのお店に新しい子が入ったよ!という噂はママの顔なじみのお店の間ではすぐに広がります。

そんなお店の1つに先日、遊びに行かせていただきました。

ママに育てられたマスターが夫婦で開いたお店。

ただ、もうマスターのマルチタスクがすごいのなんのって。

昭和やバブルの時代を駆け抜けてきた2人。

「あの時代は厳しくも本当にたくさんのことを学ばせていただきました」の言葉の重みが違います。

私なんて、

バリスタ5年。

助産師6年。

だもんなぁ(笑)

その他、

ラズベリーの収穫の人、4か月。

リンゴを収穫の人、6時間。

えぇ、えぇ。

6時間でクビになりましたとも(笑)

なんでも器用にこなすタイプの私ですが、人生で一番向いてなかった仕事でした。

ラズベリーはクビになったんじゃないけどね。

収穫時期が終わったのです(笑)

たしか、8年前のちょうど今頃だなぁ。

オーストラリアはタスマニア島で。

っと、いつもながら、話はそれてしまいましたが(笑)、

いつの時代も、どの分野でも、その道のプロの言葉は光っています。

ママの若いころの写真が出てきたりなんてして(笑)

きゃぁ、きゃぁ言っている間にあっという間に日付も変わり、そのお店を後にすることになりました。

お店を出るときに一言、マスターから

「おきばりやす」

と声をかけていただきました。

京言葉で「頑張ってくださいね」を意味します。

その一言に、一瞬で正される私の背筋。

この世界では英語が喋れることも、国立大学を出ていることも、資格を3つ持っていることだって、全くもって通用しません。

今はまだママに守られていて、美味しい甘い世界しか見ていないかもしれませんが、いつか悔しい思いや出勤したくない日だって経験するかもしれません。

履歴書に書けるようなことが武器にならないこの世界で、新しい武器を見つけていこうと、そっと思うのでした。

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