寄り道だらけな30代の生き方奮闘記 

私の中にいる”子どもな私”を大切にしてみた話

エッセイ

本屋さんが大好きな私。

本屋さんに入るとたいてい1冊は欲しい本を見つけてしまうし、

大きい本屋さんなんかは平気で1時間以上の時間を過ごせちゃうので、

私にとってはちょっとしたアミューズメントパークです。

でも「欲しい!」と思ったからと言って、片っ端から買えるわけではないので、

買うのか、はたまたkindleでかうのか、それとも図書館で予約してみるのか…

いつも携帯片手に悩んじゃったりしています。

だいたい気になった本もよっぽどじゃなければ、いったん一呼吸置くことがほとんどですが、

それでも気になって気になって仕方のない本に出合いました。

それが、ヨシタケシンスケさんのあるかしら書店

なんでこの本が気になったのかはわからないぐらい。

最近まで一緒に働いていた同僚がヨシタケシンスケ好きだったからかもしれないし、

帯に世界で65万部突破のベストセラーって書いてあったからかもしれません。

でも、どっちでもないような気もします。

きっと私、小さいころからこういう本が好きなんです。

絵はちょっとごちゃごちゃしてて、それでいて物語は現実にありそうだけど空想的で、独特な世界の中にいけるお話。

小学生の頃、何度も何度も読んだ本はこまったさんシリーズでした。

最近こまったさんのレシピブックなんて本を見つけて、懐かしさのあまり買いそうになったぐらい(笑)

よく考えたら今でも手放せないハリーポッターシリーズだって空想世界の中のお話です。

まぁ、最近ハマっているのはもっぱら司馬遼太郎シリーズだったりするのですが(笑)

そんなこんなで、きっと小さいころ好きだったものアンテナがくすぐられてしまったのか、

買いたくて買いたくて仕方ない。

しかもセロファンのおかげで中身がみえないのも好奇心をくすぐられます。

絵本は大人になっても大切だとは思うけど、ゆるミニマリストで独身の30代にとっては敷居が高いのも事実(笑)

やっぱり自己啓発じゃないけれどそのあたりの本が本棚には並びがちです。

迷ったあげく、

さんざん迷ったあげく、

1冊手に取りレジに向かうことにしました。

本当はその日に読みたかったけれど、バタバタしていたので翌日ゆっくり読み進めます。

読むっていってもものの15分もあれば読めちゃいそうな文字量ですが、

1ページ1ページ丁寧にめくって、次のページに何が書かれているのかワクワクしながら読み進める時間。

はっと気づいたのですが、

ここ最近、何かをしながら他のことを考えることが日常的になってしまった今日この頃。

動画を見ながら携帯で違うことを検索していたり、LINEを返していたり、

雑誌を読みつつ、「あ~あれもしなくっちゃ」なんて考えたり、意識が違う方に向いちゃったり。

最近は、レストランでも1人で食べる時は動画を見ている方もチラホラ。

マルチタスクといえば聞こえはいいけれど、私はちょっぴりよくない現代病だとも思っています。

でも、頭を使わなくても読めるこの絵本を読んでいるとき、気づけばこの世界にどっぷりつかっていました。

現実の私の世界に引き戻されることなく、ワクワクした子どものような感情で、本を読む楽しさだけを感じることができたひと時。

なんだかんだで30分はどっぷり浸かっていたような気もします。

読み終えた後の寂しさと、読んでいた30分はなんだかいろんなものから解放されたような心地よい解放感。

大人の私が必要な本かどうかと言われると否かもしれないですが、

大人になった私が必要な高揚感と時間だったかといわれれば首をたてに大きく振りたいところ。

最近、仕事やお金、大人な世界の悩みを抱えていた私にとって、私の中にいた子どもな私からの休息の提案だったのかもしれません。

節約は必要だけど(笑)、

たまには私の中の私の声、大事にしてみようかしら。

でも、ヨシタケワールドが面白すぎて、

この本が読みたくなる~!!!!

これは図書館で予約しよっと(笑)

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