寄り道だらけな30代の生き方奮闘記 

10万落としてお金の価値を痛感する話

エッセイ

ないないなぁぁぁぁいっっっ!!

封筒に入れてた10万円が、カバンの中から消えています。

家に帰ってから、手を洗って、ソファに座って、ゆっくりスマホをみて、

さぁ封筒に入ったお金をいったんしまわなくっちゃと思ってカバンを中を見ます。

そこまでは、いつもと変わらない日常だったのに、

あるはずの封筒がなくて、そこにあるのは財布とエコバッグだけ。

座っていたソファのクッションを全部ひっくり返しても封筒は出てきません。

みるみる引く血の気。

半泣きのダッシュ

勢いよくドアを飛び出して、辿るは今日歩いた道のり。

カバンに入っていたのは、ケータイ、財布、鍵なので、考えられるのは鍵を出した時か、

最後に薬局でヘアオイルを買った時。

もしくは友人といった1軒目と2軒目の居酒屋でスマホを出した時。

でも、どこかで、「あ、封筒の角が折れちゃった」と思った記憶があります。

でもその記憶がどの店だったかは思い出せません。

時刻は21時54分。

薬局が閉まるまであと6分。

走れ、私。

なんとかお店にたどり着くんだ。

息を切らしながらお店に滑り込めたのが21時59分。

店員さんもびっくりの様子で「い、いらっしゃいませ」と声をかけてくれます。

自分が歩いた店内を辿りつつもやっぱりありません。

店員さんに確認するも、封筒の落とし物はなかったとのこと。

そりゃそうだ。

ダメダメ、急いで2店舗目にいかなくっちゃ。

考えられる2軒目

なんとなくだけど、1軒目を出る時まではあったような気がします。

それに1軒目はいつものお店。

こじんまりしたお店だし、落としものはすぐに見つけて走って声かけてくれそうなお店です。

期待は2軒目。

もちろん、薬局から2軒目に戻る道のりも封筒探して歩きます。

そして、2軒目。

座っていた席にはすでに他のお客さんが入っていましたが、やっぱり落ちていません。

店員さんに確認しても、封筒はなかったとのこと。

そりゃそうだ。

10万だもの。

日本とは言え、そんなに甘くないことはわかっているつもりです。

1軒目そして交番へ

1軒目は電話をかけてみますが、すでにお店は閉められちゃったみたい。

とりあえず、重い足取りで望みをかけて交番に向かいます。

この町で、交番に行くのなんて初めてだなあ。

いや、交番そのものに立ち寄ること自体が大学生以来。

あの時は落としたキーケースが届いていたんだよね。

交番にはお巡りさんがいない時間帯だったため、机に置いてある電話の受話器をとります。

すぐにつながり事情を説明。

確認します、からのエリーゼのためにが長いったらありゃしない。

今後、もうこの保留音のエリーゼのためにがトラウマになりそうな勢いです。

時刻はもう23時前。

ようやく切れた電子音楽の後のニュースはやっぱり悲しいものでした。

泣く泣く遺失届を出して、帰ります。

もう、3日ぐらい何もかも忘れて眠り続けたい気分。

なんで、いったん家に帰ってしまわなかったんだろう。

なんで、今日に限ってちょっと小さいポーチのようなカバンでいっちゃったんだろう。

なんで、もっと注意を払わなかったんだろう。

バカ。バカ。バカ。

もう自分を責める言葉しか出てきません。

お金の価値を考える

10万円を無駄に無くしてしまうぐらいなら、いろいろできました。

ちょっといいなと思った曲げわっぱの弁当箱だって50個買えたし、

1500円程度の本なら66冊は買えました。

今通ってるピラティスの10回券をもう一度買ったっておつりがくるし、

ちょっと気になってる通信講座に申し込んだって半分も使わないじゃない。

いやいや、同じ無くすんだったら投資に失敗して勉強料だったり、

まだ寄付の方が意味があるくらいです。

10万円。

だけど、10万円そのものには価値も意味もなくて、

落とした瞬間、「無駄な10万円」になってしまいました。

お金って貯金でも寄付でも買い物でも投資でも、使った時に価値がでる。

そんな当たり前なことを、現実に心を締め付けられながら痛感します。

優しさは笑い話へと

事情を説明すると、「私買ってくるから一緒に食べよう」と言ってくれた友人。

「晩ごはんにちょっといいお肉買ってくるよ、フルーツもね」と言ってくれたララ氏。

もう、友人たちの優しさに甘えさせてもらってこの心の痛みを乗り切るしかありません。

そう思いながら、最後に最後にもう1度考えられる場所をひっくり返して探していると…

あ、あったぁぁぁぁ!!!!!

いつものお金置き場から少しずれた、それでもって似たような袋に入っているではありませんか。

どうやら帰宅後いの一番にしまったけれど、ちょっとバタバタしてて違うところに入れてしまった様子。

無意識な上、少しお酒を飲んでいたのもあって、お金をしまってから家のことをして、大事な返信をして…ってしていたら、もうそのしまったことさえきれいさっぱり忘れてしまった様子。

どっちにしろ、私ったらバカ丸出し!

でもよかった。

何よりも、無意識だったかもしれないけれど、大金を持っているのでちゃんとしなきゃっという意識がある子でよかった。

でも、やっぱり大金をもった状態で、たしなむ程度でもお酒飲んじゃいけないことは、肝に銘じることにしました(笑)

半泣き笑いで事情を説明した友人たちに電話します。

電話の向こうから聞こえる大笑いの声。

私も今日一番の明るい声で、「次はメガハイボールでもメガビールでもなんでも奢らせていただきます!!」と答えます。

元気づけようと豪華なサムギョプサルに、私の好きなポップコーンまで用意してくれたララ氏にも、

なんかお返ししなくっちゃ。

少なくとも今回の洗い物は全身全霊をこめてやらせていただきます(笑)

でも、まず何よりも、

いつもことあるごとに寄付している団体に1万円寄付することにしました。

言葉では説明できないけれど、なんとなく必要な気がしたのです。

難病の子どもたちの夢をかなえる団体。

今日の私が満面の泣き笑いを浮かべられたように、また誰かの笑顔が見れますように。

…10000円と100000万円を間違わないように0の数のダブルチェックだけは怠らなかったけれども(笑)

お金に価値と意味をつけて使えることがこんなに嬉しいことなんて。

でももう自分を過信せずに、いろいろ気を付けていかなくっちゃ!

\厄年中のお金のトラブルの話はこちら
…といっても今回のは100%私のせいだけども(笑)



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