先日、とあるものに初挑戦してみることにしました。
それが、バリウム検査!
諸注意
曲がりなりにもナースとして、ちょっと気になっていることがありました。
それは、「バリウム検査」と「胃カメラ」
友人だったり、ネットだったり、それはそれはいろんな話を聞くけれど、
ありがたいことにいたって胃腸だけは元気だったのもあって、この検査とは縁がなかったのです。
そんな私の職場の定期健診で、バリウム検査が選べたのでいっちょやってみることにしました。
当日。
発泡剤みたいなのを飲み、
オレンジ味のスプレーで香りづけしてもらったバリウムを一気に飲み干し(水溶き片栗粉みたいだった…)、
まるで宇宙ステーションを彷彿させるクルクル回る台で、身体全体を回転させられます。
が、意外といける!
「気持ち悪くなるよ」「げっぷ我慢するのしんどいよ」「オナラがすごいよ」
などいろいろ聞いていたのですが、どれも拷問のように感じることはなく案外さらっと終わります。
おぉ!いいじゃんいいじゃん!?
…
…
な~んて、キキ・デリブログがこんなあっさり終わるわけありません(笑)
なのですが!(重要!)
ここから先は若干汚い話になるため、
・汚い話が大丈夫な方
・バリウムに関する知識が欲しい方
・キキデリのファン
のみ、ページをお進みください(笑)
私、一応、忠告はしましたからね!?

終わりの始まり
と、かしこまってみましたが、
でも本当にバリウム検査そのものは、なんなく終了。
検査後にバリウムを出すための下剤をもらいます。
なんせ便秘気味な私。
バリウムが残ると困るので、午後からは一生懸命水を飲みます。
この下剤がまたなんともいい感じで、お腹が痛くなることなく数時間おきに穏やかな便意がやってきます。
どうやらバリウム後は、バリウム便とよばれる白いうんさんが出てくるんだとか。
便は出るものの、その日のうんさんはどっちかというと普通のうんさん。
心なしか、若干白くなってきたかしら?
というところで、夜勤に出ます。
「今日初めてバリウム飲んでね~、したことあります~?」なんて談笑しつつ、
時刻はあっという間に朝6時。
病棟勤務の方はわかると思うのですが、朝6時ごろから鬼のように忙しくなるので、それまでにトイレにいきます。
「あ、白い!」
すんなり出てきたのは、まさに聞いていたバリウム便こと白いうんさん。
なんだか不要物がでるとちょっぴり安心します。
そして怒涛の朝の時間を終えて、時刻はまもなく8時。
今日の食事介助は4人なので、トイレに行く暇はありません。
もう一度、いっておくか。
と、念のためにトイレに行くと…
お、おるー!!!
便器の底に白いうんさんがいるではありませんか。
しかも、
流しても
流しても
流しても
微動だにしない(笑)
いやいや、全く笑いごとではないのです。
だって、さっき、バリウム飲んだって話しちゃったもん。
夜勤メンバーの人がみたら、一発でこのうんさんの犯人がわかります。
じゃぁ、そしらぬふりをして、日勤さんに託すか…
ダメダメダメ。
医療界において、白いうんさんはだめなのよ。
なんてたって、ロタウイルス=白い便という指標があります。
新生児を扱うこの病棟でロタウイルス保持者が勤務していた!?なんてなったら一大事。
あかんあかんあかん。
じんわり冷や汗をかきながら、何度も何度も流します。
プランジャーもなければ、掴めるものもないし、とりあえず流し続けるしかありません。
が!
迫りくる食事介助の時間。
もうこれ以上トイレにこもる訳にもいきません。
本体のほとんどは便器の底に隠れるまで流れましたが、前向きに見積もっても、ほんの一部は顔を出しています。
ここは病院。
便のアセスメントのプロたちが集う場所といっても過言ではありません。
モウ、ワタシ、オワタ。

8時は食事介助の時間と共に、日勤スタッフが出勤してくる時間でもあります。
この白いうんさんが見つかるのも時間の問題。
こうなったら、素直に白状してバリウム便詰まらせ事件の犯人として肩身狭く生きていくしかありません。
もし読者さんの中にナースの方がいらっしゃったらわかってもらえると思うのですが、
早急に報告するまでもないヒヤリハットを起こしてしまい、うわー最悪、どうしよー、報告せなー…といった心の落胆。
あれとまさに同じ感情を抱えながら、おばあちゃんの食事介助にあたります。
本気の警告
とりあえず冷静に全ての記録を片付け、病棟で大騒ぎになる前に自白する覚悟を決めるため、もう一度トイレに向かいます。
あぁ…とおもって便器を覗くと、
い、いない!!!
もしかすると勤務前に何人かの日勤スタッフがトイレを使用して、だいぶと奥に流されたのかもしれません。
ひゃっほ~い!!!

もうね、これは勝ちなのです。
だって、このあと、再度白うんさんが顔を出したとて、私は流したと思って帰宅しているんだから、私のせいではないんです。
あまり理にかなっていない自論な気もしますが、とにかくもう、勝ちでいいのです。
これを書いている今の時点では、私の帰宅後トイレがどうなったかは不明ですが、きっと勝ち続けていると信じたい。
そして、これを友人に話していると、
「そうそう、私のおとんもよくバリウム検査してたんやけど、あれ重いんよね。全然流れないよね~」
って。
えぇぇぇぇ!?
早速「バリウム 便」で調べたら、出るわ、出るわ「流れない」「重い」の文字。
どうやらバリウムは水に対してかなり重たいようで、かなり流れにくいんだとか。
あとは冷たい水に対して固まりやすいため、ぬるめのお湯で流すのも効果的なんだとか。
書いといてよぉぉぉぉ!!!(怒)
あの検査前の注意事項の紙に、
・バリウムで気分が悪くなられる方がいます
・げっぷをしないようにしましょう
・必ず下剤を飲みましょう
・バリウム便は流れにくいため、なるべく自宅のトイレを使用しましょう
って!!!
バリウム初心者の皆様。
本当に、まじで、検査後のトイレの場所だけはご注意ください。
避けれるなら、職場のトイレは避けること!!!(笑)
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