寄り道だらけな30代の生き方奮闘記 

携帯がないと、世の中はここまで生きにくい!?な話【スマホ事件簿②】

エッセイ

閑静な住宅街で携帯が盗まれてしまったよう。

とりあえず向かうは警察署?!それとも次のアポイントメント!?

駆け込み寺ならぬ…

次のアポまでもう少し時間があったので、一番近くの警察署にいきます。

警察署の場所、たまたま知っていてよかった。

とりあえず、落とし物という形で遺失届を出そうとしたら、担当してくださった方が「これは被害届になるんじゃないか?」と一言。

あ、確かに。

盗まれたんだった。

「盗難担当につなぎましたので、おまちください。」…と言われたのですが、すでにこの遺失届を出すまでの間にだいぶと時間が経過していて、次のアポに間に合いません。

間に合わないなら、間に合わないで連絡を入れる必要があるのですが、

なんせその電話ができない!

借りれる電話があるか尋ねると、

「そんなものはありません。」

とバッサリ。

公衆電話はありますか?と尋ねると、

「このご時世にそんなものはありません。」

とバッサリ。

いや、わかってるんだけど!

わかっているんだけどもよ?そんな風に言わなくてもいいじゃない!

と、なんだかどっと疲れます。

更に追い打ちをかけるように、

「もう少し先にある駅にはあるかもしれないけれど、もう盗難担当がくるのでここでお待ちください。」

とバッサリ。

あぁ…

携帯なしの私なんて、無力。

ただの人。

いや、元からただの人なんだけど(笑)

若干気が遠くなって目の前が真っ白になりそうにながらも、冷静さを保ちます。

もういいや、あとで謝り倒すしかない。

なんでこんな1日になったんだろう。

そして盗難担当の方が事情を聞いてくれますが、今から被害届なのか、遺失届なのかを確認するにはかなり時間がいるとのこと。

とりあえず電話がない状況で、この仕事の遅れようはまずいので、電話ができる状態になってからオフィスからかけることを約束して後にします。

急げ、急げ。

でもこんな風に心が焦っている時ほど、事故を起こしやすいもの。

今はジタバタしたって仕方ない。

という冷静な私を引っ張り出して、なんとか仕事をこなします。

でもそれが大変ったらありゃしない。

GPSを確認できないので、地図の印刷からはじまり、

時間に遅れる電話も、家が見つからない場合の電話も、何かあった時の連絡が道中ではできないので、賭けにでるしかありません。

周りのスタッフも

「何かあったら道中から連絡して!」

と言ってくれるのですが、うん、その道中からかける術がないのよ(笑)

ほんと、Wi-Fiも電波も突然なくなって、携帯がただの箱になったらこの世はほんとパニックだろうなぁ。

壊れたのではなく盗まれたこともあって、心はここにあらず状態ですが、

なんとかプロ魂で乗り越えるのでした。

交番にて

そして、なんとか仕事を終え、オフィスで電話を借りて先ほどの方に電話をします。

もうその警察署に出向くのは難しいこと、

携帯がなくなった今、この電話を切ったら私と連絡する術がとれないこと、

近くの交番でなんとかならないか、と確認します。

とりあえず、交番で事情聴取の段取りを整えてくださったため、その足で向かいます。

辛い…

家に帰ったら、パソコンから位置情報は確認できるのかしら。

まだ携帯を買って1年もたっていなかったのに…

この前パソコンを買い替えたばっかりだったのに…

なんなら、年末の最も高い時期の航空券まで買ってしまったばかりだったのに!

新しい携帯…

10万円の出費…

うそ…

なんで、携帯をカゴに忘れちゃったんだろう。

もう、自分のバカさ加減にショックすら覚えます。

そして、交番にて。

遺失届にするのか、被害届にするのか、長い長い事情聴取が始まります。

その間に管理会社に電話して、マンションの管理人さんに落とし物が届いていないかの確認まで行ってくれました。

でも、何も届いていないとのこと。

警察の方も何度か私の携帯電話を鳴らしてくれましたが、応答はないものの、コール音はなります。

マナーモードにしているのもあって、気づかれていないのかもしれません。

いろいろ話し合った末、

道中で一度確認していること、

カゴから落ちた可能性があること、

電源が切られていないので転売目的ではなく、拾った方が交番などに届ける道中の可能性があることから

被害届ではなく、遺失届を出して帰ることにします。

もう、なんでもいいのよ。

届出なんて私にとったらどうでもいいの。

とにかく、とにかく、私の携帯帰ってきて…

あと数日、どうしたらいいかしら?と思いながら帰ります。

ちなみに、携帯を無くした今、

唯一思い出せた電話番号は、28年来の幼馴染ララ氏の実家の電話番号のみ。

小学校から中学校の間、何度も何度もかけてたもんね。

とにかく1つでも思い出せる番号があってよかった。

やっぱり紙に書いて、財布にいれたり、家に置いておいたりしなきゃだめだなぁ。

人間、最後はデジタルじゃなくってアナログなのかもしれません。

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