引っ越しを重ねていると「その土地ならではの思い出」が増えていきます。
それは国内だけじゃなくって海外でも同じ。
フラットホワイトと聞けばニュージーランドを思い出し、フィッシュ&チップスと聞けばイギリスを思い出します。
もちろん、滞在先で京都や日本を思い出すことだってたくさん。
スペインはバルセロナでふっと入ったカフェでHIYAJYU(冷や汁)がメニューにならんでいたら、つい頼んでみたくなるんです(笑)
懐かしさで思い出すこともあれば、なんだか自分を元気づけたいときに思い出を辿ってみるのもひとつだったりします。
北欧の朝はいい香り
北欧の朝のカフェは、ガラスケースの上にシナモンロールが積み上がり、レジの横にはゆで卵も積み上がり、エスプレッソマシーンから目が覚めるようなブラックコーヒーの香りが漂います。
開いたドアのベルが鳴り、手袋と耳まですっぽりかぶれる帽子をかぶったお客さんが寒そうに、でも心なしか温かい室内に緩む頬。
ヘルシンキでニュージーランドで出会った友人に再開し、そこからロヴァニエミで数日、そしてさらに北上しオーロラを見るためサーリセルカまで寝台列車に乗った旅。
フィンランドでは10日間、その後スウェーデンやノルウェーまでの旅をいれると全部で3週間ほど楽しんだ北欧の旅でした。
トナカイのピザに、クマ肉のスープ、サーモンとジャガイモのスープに、ほぼ毎朝食べたシナモンロール。
当時はイギリスに住んでいましたが、近隣国でも文化が全然違う場所で毎日ワクワクしていたことを思い出します。
フィンランドのカフェAALTO
そんな思い出いっぱいのフィンランド。
いつか雑誌の特集で、京都にフィンランドのカフェ AALTO(アアルト)があることを知ってから、いつか行ってみたいな~。と”TO DO LIST”に入れていたのでした。
だけど、休みの日の朝は家の近くのカフェに行きがちで、なかなか機会を逃し続けていたのですが、ようやく足を運ぶことができました。
…ただ面倒くさがりなだけですが(笑)
モーニングメニューは、サーモンスープや北欧風朝ごはん、シナモンロールなど6種類から選べますが、悩み悩んだ末、私が選んだのはシナモンロール。
フィンランドをはじめ北欧のシナモンロールは、なんていったってシナモンだけでなくカルダモンがしっかり効いていること。
AALTOのシナモンロールにはのっていないですが、粒の大きいざらめのような砂糖がたくさんまぶしてあることも特徴です。
温めて出してもらったシナモンロールの香りをかいでいると、あの日の高揚感がよみがえります。
カルダモンって、なんでこんなコーヒーと合うんだろう。
そういえば北欧から遠く離れた中東でだって、コーヒーをカルダモンと煮だしていたもんなぁ(笑)
友人は北欧風朝食プレート
ちなみに一緒にいった友人は、北欧風朝食プレートを頼んでいました。
でも、「う~ん。これは自分でもできるな。」って(笑)
確かに、確かに(笑)
でも、北欧の朝食プレートは本当にこんな感じ。
トーストに、フルーツ、ハム、チーズ、ヨーグルト、サラダがのっています。
今度また作ってあげるよ(笑)
きっと、私がスペインで冷や汁を頼んだみたいに、この朝食プレートで故郷を思い出して、なんだか元気がもらえる人だっているんでしょう。
…いや、にしても、これは自分で作れるか?(笑)
思い出巡りのいいところ
思い出巡りは一見必要そうには見えないけれど、
忘れかけていた自分の好きだったものを思い出したり
あのときも頑張ってたね~なんて自信を取り戻したり
時には、あの子元気かな~?なんて思いだして、久しぶりに連絡をとってみたり。
時を積み重ねるように生きていく私たちにとって大事なプロセスだとも思っています。
そういえば、ヤェン二元気かな~♪
30代手前で出会った同世代の彼女。
当時はキャリアのこと、旅の楽しさ、アラサーの難しさなんて語っていたけれど、突然「ママになりました」と連絡が来たのが数年前。
もう立派にママをしている彼女もとっても素敵です。
久しぶりにメッセージおくってみようっと。
あと、今度はサーモンスープと北欧式朝ごはんでも作ってみようかな~.*
そうそう…
オーロラは無事すっごいのが見れました。
うごめく空の大カーテンは息をのむほど圧巻。
極寒の中2時間ほど頑張ったので、ロッジに戻って一番に飲んだのは味噌汁でした(笑)
故郷の味ってやっぱり大切(笑)
またいつか行きたいな。
\ヨーロッパの朝ごはんシリーズ.*/
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