世界を旅した30代女子の日常ラプソディー!?

【体験記】30歳ナースが食べることを楽しみに乗り切った術後の話

エッセイ

4㎝もの腫瘍を発見!6年かけて手術を決定する様子はコチラ↓

多弁になるアラサーの術後の様子はコチラ↓

無事手術も終わり、朧げな意識の中聞いた結果は「腫瘍だけとって、卵巣も卵管も残っている!」とのこと。
「先生ありがとう…。」と感謝の気持ちで胸をいっぱいにしながらウトウトとその晩は過ごしました。

術当日の夜は夜勤看護師さんと談笑

ちょうど同室だった方が日中退院されていたこともあり、大部屋では私1人。
呼吸も問題なかったため酸素マスクもすぐに取れて、お水も飲ませてもらえました。
久しぶりの喉を通る潤い。12時間以上ぶりのお水です。
(身体は点滴が入っているので脱水にはなりません。でも喉を水が通るのはやっぱり気持ちいい!)

生理痛のような痛みで起きたり、暑くて起きたりはするものの、目が覚めているときは、夜勤看護師さんと勤務形態や最近の出生率のことなど談笑できるぐらいの余裕ぶり(笑)

傷がどうなっているのか見たくても頭を起こせないので(すぐに起こすと麻酔の作用で吐き気がしたり、急激な低血圧になることがあります。術後初めて身体を起こすときは、たいてい看護師さんが付き添います。)、iPhoneのカメラでパシャリ。おぉ~。こんな感じになっているのか。
せっかくの機会だから、膀胱留置カテーテルもパシャリ。おぉ~。ちょっとバッグ(尿がたまる部分)がハイテクになっている。
な~んて、(常識の範囲で)楽しみながら、朝を迎えました。

*術後のブルーライトは吐き気を催すことがあります。なるべく見ずに安静に過ごしてくださいね(笑) あまりに携帯ばっかりみていると、身体を守るために看護師さんに注意されることもあります(笑)

食べることしか考えていない1日目

術後初めてのご飯。もちろん完食(笑)

さて、翌日の朝はいよいよ離床。夜に終わった手術だったので、場合によっては午後からの離床のこともありますが、ある程度ベッドを上げても元気そうだと判断してもらい、早速10時頃に歩いてみることに。

ゆっくりベッドを90度まであげて、まずはベッドの端っこに座ります。
そして、看護師さんに支えられながらゆっくり立ち上がり、点滴棒をつかみます。
膀胱留置カテーテルに気を付けながら、大部屋のトイレまでいってベッドに戻ります。
トイレまで行けることが確認できたので、ここで膀胱留置カテーテルとはさよなら。
午後からは自分でトイレにいきます。腸の動きも確認できたので、お昼ごはんが出ることに。
「絶対ご飯食べられるので、点滴抜いてください!」とお願いしたかったけど、ただでさえ前夜は、
自称:ハッピー多弁野郎 (多分カルテ上も(笑))のため、めんどくさいお願いは自粛しました。
案の定、ごはんは完食。おかゆさん美味しかったな~。
点滴も抜いてもらい、もう薬は頓服の痛み止めぐらい。あとは療養のみとなりました。

今日の離床を何のために頑張っていたのか!
そう!カバンに詰め込んだ焼き菓子の中で一番楽しみにしていたブラウニーを頂くため!(笑)
ゆっくりゆっくり歩いてデイルームまで温かいお茶をもらいに行き、午後のティータイムをより優雅にセッティングして、ブラウニーを半分ほど頂きました。
身体に負担をかけちゃいけないからね。半分、半分。
と言いながら、夜ご飯にでてきた天ぷら、全部食べたんですけどね(笑)
ベテラン看護師さんも「え?全部食べれたの?」と驚くほどの食い意地(笑)元気な証拠だ!

2日目、最大のイベントはシャワー

友人が送ってくれたシャンプーセット

1日目の一大イベントが「食事」ならば、(本来は多分「離床(歩くこと)」(笑))
2日目の一大イベントは「シャワー」
朝一番に予約をとって、友達が送ってくれた高級シャンプーセットを持っていざシャワー室へ!
人生でTOP3に入るぐらい最高のシャワーとなりました。傷も保護剤のおかげで沁みず。
ドライヤーを借りて、髪の毛を乾かして、時刻はまだ11時半。
そうこうしているうちにご飯がやってきました。(もちろん完食)

さて2日目といえば、制限が病棟内は自由に歩いていいよ~から、病院内は自由に歩いていいよ~と、少し緩和されます。
コロナの時期だから無意味に病院内をウロウロするのは避けた方がいいけれど、気分転換がてら、リハビリがてら、ゆっくりゆっくり病院内の売店まで行くことに。
大好きなコーヒーと、プロテイン(笑)を買って、お部屋で美味しく頂きました。

とはいっても、まだ2日目。
ベッドに横になってはウトウトし、リハビリがてらデイルームまで歩いてみたり、ダウンロードしていた「矢部謙三シリーズ」を楽しんだりと、のんびり療養しているとあっという間に夜になりました。

先生とのお話、退院決定

夜ご飯の後は、主治医の先生とのお話タイム。
カルテにのっている写真を見ながら(カルテに「多弁」って書かれてないか、目を凝らしたのは内緒の話(笑))、左卵巣の外側にくっついている腫瘍で8㎝ほどだったこと、そしてその腫瘍と腫瘍によって機能しなくなってしまった卵巣の一部を切除したとのことでした。
朝からそれとなく看護師さんに「退院を早められたら嬉しいです~」と伝えていた私(笑)
先生も「元気すぎるんですね(笑)」と笑いながら、本来であれば4日目に退院のところ、3日目の退院許可をくださいました。

やっほ~い!私の回復力、ありがとう!先生も、侵襲の小さい手術をありがとう!!

その夜は、お迎えのお願いを母にしつつ、友人にも無事退院できることを伝えつつ、
軽くカバンに荷造りしつつ、テレビカードを返金しつつ…としていると、
昨日、術前入院されたお2人が手術から帰ってこられました。

痛い、痛い…とうなされているのを聞いていると、同じオペサバイバー(手術を終えた人)として、
「うん、うん、よく頑張ったよね。」と労いたい気持ちでいっぱいになりながら、
同時に、手術がわかったときにショックを受けた私、やっぱり手術前はドキドキ、ソワソワした私、
狂人並みに多弁になりながらも(笑)卵巣を取ったのかどうか気にしていた私、
取ってないよと聞いてとっても安心したあのときの私。。。

(1つずつ乗り越えたなぁ。頑張ったよね、私も。)
と、ちょっと私自身も労いながら、眠りにつきました。

退院、爆睡、そしてお散歩

退院当日の朝ごはん、チーズを乗っけて焼いちゃう(笑)

予定を早めて退院。
あまりにも元気だから少し忘れていたけれど、やっぱり麻酔を伴う手術の後。
車の振動にもすっごく疲れてしまい、帰宅後は午後まるまる、ずーっと寝てしまっていました。
気付けば夕方。お家って、やっぱりよく寝れる。

次の日からは、近くの公園までゆっくりお散歩。
20分で一周できていたのが、ゆっくりゆっくりで50分。
頭のリハビリがてら、溜まっていたお仕事を少しずつ片付けようと思うと、ブルーライトのせいなのか、座っている姿勢がしんどいのか、傷も少し痛むし、頭も少し痛む。

お腹を切る。身体を切る。
それに耐えられた身体ってすごい。そりゃ十分な休息が必要だよね。

そんなこんなで、もう1年。
術後の経過も問題なく、大きい病院からいつものかかりつけ医に戻り、
今では、傷もほとんど目立たないほどきれいに治るまでに至っています。

再発しないように、冷えや食生活、無理しない生活に気を付けながら、とっても元気に過ごしています。

最後に

書き始める前は、
・手術を決めかねている人
・手術前で不安や緊張している人

そんな方が少しでも勇気づけられたり、迷っていいんだよ、悩んだって、泣いたっていいんだよ。と
伝えるべく書き始めましたが、書いている途中で、
・同じく手術を経験されたオペサバイバーの方
にも読んでほしい内容だなぁと気付きました。

日々薄れていく記憶の中で「手術をした事実」は鮮明に残りますが、
不安だった記憶や痛みと闘った記憶、手術が終わった後の安堵感はどうしても薄れがち。
もし、ご縁があってこの記事を見つけてくださっていたら、
ぜひ当時の日々を振り返ってご自身に思いを馳せてみてください。
昨日と同じ今日をちょっとだけ丁寧に生きたくなるかもしれませんね。

そして、これから手術が待っている方へ。
受け入れられない思いも、逃げたくなる思いにも目をつぶらないで、そのままでいてくださいね。
先を見ると不安になってしまいますが、1歩1歩歩いて、いつか後ろを振り向いたとき、きっとまるっとそのままの自分が誇らしくなるかと思います。
同じオペサバイバーとして、いちナースとしても、心から応援しています.*


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