ドバイ旅行では、文化遺産を訪れて、ローカル飯を堪能!というよりは、リゾート地で優雅に友人との時を過ごす、という旅だったので、THE・ドバイ飯というのは巡り合わず。
でも、20代の頃にはイギリスにてカフェ店長。
ヨーロッパを中心にを様々な国のコーヒーを飲み歩きした血が騒ぎます。
大きすぎるフードコート
世界最大のショッピングモール、ドバイモールを訪れた時のこと。
しっかりリゾート腹時計になっている私たちは朝ごはんも10時ごろに食べて、お昼ご飯を15時ごろに軽く食べるスタイル(笑)
この日も小腹が空いたね〜♩ということで、お昼をうんと過ぎた頃にショッピングモールをウロウロしてみました。
ケンタッキーにマクドナルド、
パンダウエクスプレスに、ジョリビー。
世界で有名どころのチェーン店が並びます。
日本のカツや丼ものを置いてるお店だって。
お昼はすぎているとはいえど、ショッピングモールなのでそれなりに混んでいるし、何よりフードコートそのものが広過ぎて、選ぶに選べません。
ということで、フードコートではなく、1階にあるANGERINAというフランス発祥のちょっとおしゃれなカフェレストランのようなお店に行くことにしました。
ドバイの雰囲気は皆無だけれども(笑)
3人揃うとそこはイギリス
メニューにはクロックムッシューやキッシュといった、フランスのカフェで見かけそうな料理が並びます。
サラダもいいけどキッシュもいいなぁ〜。
なんて迷っていると、Lizが
サワドウが使われてるよ!クロックムッシュにしなよ!
と、教えてくれました。
サワドウはパンの1種ですが、イースト菌での発酵ではなく、酵母を使って時間を重ねて発酵させていくパン。
*Sourdoughとつづるため、日本語表記はサワードフや、サワードウ、サワドフなど様々。
普通のパンに比べて酸味があるので、SOUR(サワー)が名前に入っていますが、その酸味がバターやアボカド、チーズとの相性がとってもいいんです。
日本のパン屋さんではなかなか手に入らなくてよく「サワードフが食べたいよ〜」と愚痴っていました。
せっっかくならそうしようと思い、クロックムッシュを注文。
トリュフのポテトは⁉︎
と、Caz。
私たち、ビールを片手によく摘んだよね〜(笑)
イギリスといえばChips(少し太めのポテト)です。
それぞれドリンクも頼み、昔話に戻ります。
香り豊かなアラビックコーヒー
まずやってきたのが、コーヒー。
本音を言うと、モールの中はクーラーでガンガンに冷えてるといえど、スカッシュのようなものが飲みたかったのですが(笑)、ここはバリスタ、ご当地コーヒーはかかせません。
薄ーく抽出されたコーヒーをカルダモンと一緒に煮出たせて、さらにデーツと一緒にサーブするアラビックコーヒーというものを注文しました。
まるでアラジンのランプのようにピカピカに磨かれたポットに、デーツが一緒にやってきます。
まずは一口。
思ったより飲みやす〜い♪
そして、
思ったよりコーヒー薄〜い(笑)
どれぐらい薄いかというと、同じドリップコーヒーを用いて3回目を抽出しているぐらいの薄さ(笑)
もしくは普通にドリップで抽出したコーヒーを1:10で薄めるぐらいの薄さです(笑)
でもだからこそ、カルダモンのスパイスがしっかり口の中で香って、一瞬でアラブのエキゾチックな世界に連れて行かれます。
エジプトで飲んだトルココーヒーを少しおもいだしながら、堪能するのでした。
サワードフに大満足
そして、ポテトやクロックムッシュがぞくぞくとテーブルに並びます。
Lizがフォークをつかって食べ出し、Cazと私は手で食べはじめます。
「あ!これがイギリス人の気品か!忘れていた‼︎」なんて思っていたら、
ポッシュ(上品)な振りはやめるわ!
と手で食べ出しました。
そうよね、そうよね。
ポテトは手で食べちゃうよね(笑)
ポテトはトリュフソースが濃厚で美味しい‼︎
かかっているのトリュフだけでも十分ですが、一緒についてくるトリュフディップがこれまたとっても美味しいのです。
飽きた頃に、一旦普段のケチャップで味変すると永遠に食べれちゃいます。
そして、クロックムッシュ。
久しぶりのサワードフを楽しみながらもあまりの厚みに耳まで全て食べることはできず(笑)
あまりにお腹をパンパンにしてまた42度の世界にでると、絶対具合を悪くするので腹十分目でやめておくことにしました。
満腹には変わりないんだけれども(笑)
ラクダミルクのチョコレート
そして、今日。
久しぶりに朝のコーヒーを自宅で楽しみます。
コーヒーのお供は、ドバイでかったラクダミルクとカルダモンを初め様々なスパイスが入ったチョコレート。
まるでチャイがチョコレートになったようなそのチョコレートを味わいながら、あのアラビックコーヒーに思いを馳せるのでした.*
…カルダモン買ったらお家でも再現できちゃうのかしら⁈
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